定期的に身体を整えてもらっている先生のお母様が、
先日ご逝去されました。
そんな大切な日でさえ、先生はいつも通り院を開けていらっしゃいました。
私の予約も数日後に控えていたので、
「お忙しいのでは?」と気になりましたが、
「予約の変更はしなくて大丈夫ですよ」と声をかけてくださいました。
先生のように尊敬する方に出会うと、
「この方のお母さんはどんな方だったのだろう?」と、
つい想像してしまいます。
ずっと心にしまっていたこの問いを、
今回初めて先生に聞いてみました。
「良いところは、仕事に真面目なところ。両親ともに」と、
先生は静かに話してくださいました。
先生の誠実な仕事ぶりがご両親から自然と受け継がれているのだと感じ、
遺伝や科学的なことだけでなく、
生き方や考え方、他者との関わり方など、
目には見えないけれど確かに受け継がれていく
“何か”があるのだと思いました。
そして、
「私は子どもたちに何を残せるだろう」と考えさせられました。
母の思い
同じ日に、4人のお子さんを育てている
クライアントさんからもご連絡がありました。
その方には、
ホメオパシーのレメディ「Con(コナイアム)」
を摂っていただいています。
Con(コナイアム)はこんな時におすすめ:
- 女性性の否定や禁欲による心身の不調
- 更年期のホットフラッシュやめまい
- 乳腺や卵巣の硬さ、月経前・月経中の乳房の腫れや痛み
このクライアントさんは、
母親になってから趣味ややりたいことを諦めていたことにご自身で気づき、
レメディをきっかけに主訴も改善し始めています。
お母さんたちは、
子育ての中で何かをささやかに諦めていることが多いですよね。
それが愛の形でもありますが、
子どもたちが親の精神性をそのまま受け継ぐとしたら…
何かを諦めて育児をしてほしいと願うお母さんはいないはずです。
思いはずっと残る
「人は死ぬとき、持っていけるのは与えた愛だけ」
という言葉があります。
出典ははっきりしていないようですが、
「It’s a Wonderful Life(素晴らしき哉、人生!)」
という1946年の映画の中に出てくるセリフだとも言われていますし、
あるいは聖フランシスコや、マザー・テレサの言葉という説もあります。
この言葉に通じる、好きな曲があります。
Love Will Remain – Bill Fay
時は過ぎ去ってゆく
人々も変わり、去ってゆく
すべては流れていくけれど
愛だけは、残るだろう
建物は朽ち、風景も変わる
栄光も、名声も、やがては消える
でもその中にあっても
愛は変わらずに残る
目に見えるものがすべてじゃない
感じること、信じることの中に
真実が宿っている
そして愛は、ずっとそこにある
この世界がどう移ろおうとも
心の中の小さな炎は消えない
それが希望であり
愛は、やがてすべてを包むだろう
形のないもの、目に見えないものこそ、
本当に大切にしたいと改めて感じました。
ささやかだけど大切なこと
そんなことを考えていたら、
10代の頃手元に置いていた本を思い出しました。
ささやかだけれど、役にたつこと | レイモンド カーヴァー, 春樹, 村上 |本 | 通販 | Amazon
ささやかだけど大切なもの繋がりで、こちらも面白そうです。
くまのプーさん ささやかだけど 大切にすること| 講談社 |本 | 通販 | Amazon
『ささやかだけど 大切なこと』(小林 深雪,FUKUDA,RIKA,PENCIL STUDIO)|講談社
乱読なのですが、活字が好きです。
そう言えば、本好きは、ささやかに母から受け継いだもののひとつかも知れません。
そして、
まだ会ったことのない一人のお母さんのために花を飾りました。
私の中にも、
ささやかで温かいものが残りました。
お疲れ気味のお母さんにおすすめのレメディ
日々の疲れや心身のバランスの乱れを感じていたら、
「Sep(シイピア)」と言うレメディもおすすめです。
Sep(シイピア)はこんな時に:
- 疲れ切った女性のためのレメディ
- ホルモンバランスの乱れに関連する症状
- 動きたくないけど、ダンスやスポーツのような激しい動きは好き
詳しくは、「ホメネクお悩み相談室」もご覧ください。
まとめ
母から子へ、目に見えないものが自然と受け継がれていきます。
愛や思い出、考え方や優しさ――
ホメオパシーのレメディは、
そんな心と身体のささやかな変化や気づきを、
そっと支えてくれる存在です。