Leafs

about homoeopathy

ホメオパシーってなあに?

ホメオパシーとは、ギリシア語のHomoios(同じ、同種)とPahteia(病気、苦しみ)を組み合わせた造語で、
今から200年以上前にドイツ人医師サミュエル・ハーネマンによって体系化された医療です

ある症状を引き起こす物質は、同じ症状を持つ病気の治療に効果があるという“類似の原則”が基本で、
日本語では「同種療法」と訳されます

たとえば、不眠で悩んでいる人にカフェインを含んだコーヒーから作られるレメディで治療をします

病気の人の症状全体をひとつのパターンとしてとらえ、それにもっとも類似しているパターンを持つレメディによって、
その人の持つ自然な治癒力に刺激を与えバランスを取り戻すという考え方に基づく、代替医療、自然医学の一つです

自然医学と呼ばれるものには、ホメオパシーの他に、東洋医学、鍼灸、整体、アロマテラピー、リフレクソロジー、
オステオパシーなどがあります

「おばあちゃんの知恵袋」と呼ばれるような日本に古くからある養生法にも、同種療法と思しきものがあります
例えば喉が痛い時に、わざわざ喉がヒリヒリするような生姜湯を飲んだり、熱が出ている時にさらに暖かくして汗をかくなどがそうです

現代医学では、病気の原因はウイルスであったり細菌であったり、時にはストレスであったりと”外側に”求める傾向があるのに対して、
ホメオパシーでは病気の原因は”内側に”あると見て、自己治癒力を刺激して身体の流れを整えることで治癒を目指します

 

 

なぜ治癒することができるのか?

ホメオパシーは、似たものが似たものを癒す(同種療法)という原則に則っています

例えば、Allium cepaという赤玉ねぎのレメディがあります
玉ねぎをみじん切りにしていると、目が痛くなったり涙が出ることがありますが、Allium cepaのレメディを摂ると、
玉ねぎをみじん切りしている時のような不快な症状(目が痛痒く涙が出る)を緩和することができ、
例えば花粉症時の目の症状に使うことができます

人間は似た症状を二つ同時に持つことはできません

例えば、コロナ禍に「コロナとインフルエンザの同時流行か?!」と懸念されましたが、インフルエンザとコロナに同時にかかることはありません
また、少し頭痛を持ちながら外出している最中に階段で転んで怪我をしたら、怪我の痛みのあまり、少々の頭痛のことは忘れてしまうでしょう
夜間に美しく輝いていた木星が、朝になると見えなくなるのはなぜでしょうか
これは、周囲が木星の光よりも明るくなったため、視神経に届かなくなったことに因るものです

星が症状であると例えて、太陽をレメディであると捉えるとわかりやすいかもしれません
太陽が木星に作用して、光を失わせているわけではありません

なぜ?と考えると難解ですが、実際とってみるとレメディの効果がわかると思います

量子医学という学問にもヒントがあるようですが、世の中には科学で証明できていないことが、まだまだたくさんあるようです

 

ホメオパシーの歴史と世界におけるホメオパシー

ホメオパシーは18世紀にサムエル・ハーネマンによって創始されました。ハーネマンは、症状を引き起こす物質を極小量で摂取することで治療が行えると考えました

最初に発見されたレメディはChinaというレメディで、キニーネという植物から作られています
キニーネをかじると、当時流行していたマラリアと似た症状が起こることを発見して、治療に応用したと言われています
まだ病院がなく手術や解剖のできなかった時代に、ホメオパシーは発展し、19世紀にはヨーロッパやその他の地域で広まりました
現代では、ホメオパシーは、インド、フランス、スイス、ブラジルなどでは公的な医療ですが、日本では代替療法として位置づけられています
そのため、日本ではホメオパスが病気の診断をすること、医学的なアドバイスをすることは禁止されています

インドではホメオパシーは非常に一般的で、国内で公的医療制度に取り入れられており、AYUSH省という日本の厚労省のような代替医療省なるものがあり、ヨガ、アーユルヴェーダと共にホメオパシーの普及や研究が行われています
コロナウイルスが蔓延し始めた当初、全国民にArs(アーセニカム)というレメディを配布したことも知られています
また一部の医療機関ではホメオパシー治療が提供されており、多くの人々がホメオパシーを選択的に利用しています

多くの人々に選択される理由としては、費用が安いことも大きな理由となっています

元来、高価な薬品が買えない母子に、修道院でレメディを渡していたという歴史もあり、庶民に寄り添うものであったはずですが、皆保険制度の日本においては自費の高価な治療のようになっています
レメディは1粒2円程度のもので、うまく選べれば1粒で効果を感じられるものなので、インドのように選択的に利用する人が増えることを願っています

 

急性病と慢性病

ホメオパシーでは病気を急性病と慢性病の二つに分類します

急性病とはいわゆる、お腹を壊した、風邪をひいた、怪我をした、頭が痛いなど急性の症状
慢性病は長く患っている、花粉症などアレルギー症状、高血圧や心臓疾患など長期的に薬を飲んでいるようなもの、体質的なものを指します

ホメオパシーでは急性病と慢性病で、レメディの処方が異なります
慢性病はホメオパスのコンサルテーションをお勧めしています

Leafs

about consultation

ホメオパシーコンサルテーションについて

ホメオパシーは安全な療法ですが、慢性病のケアはホメオパスのコンサルテーションをお勧めしています
例えば、花粉症を長く患っていて、シーズンになると抗アレルギー薬を繰り返し使ってきた場合、レメディを選ぶために必要な情報が見えにくくなっていて、治療は難しいものになります
セルフケアで症状を緩和することはできるかも知れませんが、コンサルテーションを受けることで、より根本的に治癒に繋がります

コンサルテーションの流れ

まず「質問フォーム」を書いていただきます
質問の内容は、主訴(一番困っている症状)、その症状がいつから起こっているか、時間帯や季節で調子の良し悪しはあるか、
出生〜7歳頃の体格や性格、家族の病歴、食や季節の嗜好など、症状と直接関係がなさそうに思えるようなことも、
レメディを選ぶために必要な情報になることがあります

質問フォーム、同意書を事前にお預かりした上で、コンサルテーションを行います

その場でもさらにいくつか質問をさせていただいて、レメディをお選びします
選んだレメディは「適用書」と言う処方箋にしてお渡しするので、ご自身で購入していただきます

レメディの作用が十分に発揮されるまでには1ヶ月程かかります
その頃に、再度コンサルテーションをさせていただき、変化のあった症状、また変わらなかった症状についてお話を伺い、
次の処方に繋げます

症状を抑える薬品とは異なり、ホメオパシーの治療は時間がかかります
大人であれば、症状はより複雑化しているため、一つの疾患の治療に2〜3年かかることもあります
ただその間、何も変化がない訳ではないので、症状が治った、治っていない」ではなく
「昨日と比べて今日の自分がどうか」という小さなステップを感じてくだされば、きっと快方に向かうと思います

ホメオパシーネクスト東京久我山
上部へスクロール