先日、とある駅ビルのお化粧室を利用したときのことです。
大きな鏡に明るい照明、レンタル用のヘアアイロンまで備えられた、清潔でおしゃれな空間。
個室に入ると、小さなタブレットで動画が流れ始めました。
「簡単なアンケートで生理用品プレゼント🎁」
気になって画面を見てみると、その先にあったのは 低用量ピルのサブスクリプション申込み…
あまりに“簡単に手が届いてしまう仕組み”に、便利さと同時に小さな危機感を覚えました。
月経痛やPMSは「あって当たり前」ではない
女性の多くが経験する 月経痛やPMS(月経前症候群)。
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- 「生理のたびに鎮痛剤を飲むのが習慣」
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- 「イライラや気分の落ち込みで家族にあたってしまう」
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- 「毎月数日は寝込むほどつらい」
そんな声を耳にすることも少なくありません。
実際、厚生労働省の調査でも、20〜30代女性の約8割が月経に伴う症状を抱えていると報告されています。
けれどもその多くが「体質だから仕方ない」「みんな同じだから我慢しよう」と受け止めがちです。
でも、本当にそうでしょうか?
ピルという選択肢とその功罪
低用量ピルは、月経痛やPMSの症状を和らげる手段のひとつです。
ホルモンを安定させることで、排卵痛や月経困難症、子宮内膜症などにも効果があるとされています。
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- 周期をコントロールできる
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- 月経痛が軽減される
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- 避妊の効果もある
こうしたメリットは大きく、実際に助けられている女性もたくさんいます。
一方で、副作用(吐き気、むくみ、血栓症リスクなど)や、飲み忘れによる影響、長期的な服用への不安の声も少なくありません。
ここで大切なのは、「薬が悪い・良い」ではなく、自分に合った方法を選べるようにすることだと思います。
症状は“体からのサイン”
私はホメオパスとして活動していますが、ホメオパシーの考え方では「症状は体がバランスを取り戻そうとするサイン」と捉えます。
痛みや不快感をただ押さえ込むのではなく、その背景にある心身の状態に耳を傾けることが大切です。
ホメオパシーでは、一人ひとりの体質や感情に合わせてレメディを選びます。たとえば——
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- Belladonna:急に激しい痛みが起こり、頭や顔が赤くほてるタイプ。
- Magnesia phosphorica:お腹を温めると楽になる、けいれん性の月経痛。
- Sepia:PMSで気分が沈み、家族に冷たくなってしまうとき。
- Pulsatilla:泣きたくなる、誰かにそばにいてほしい。月経が遅れがちなタイプ。
どれも「女性だから仕方ない」と片付けられてきた症状に、やさしく寄り添ってくれる自然の力です。
日常でできるフェムケア習慣
月経痛やPMSのケアは、特別なことばかりではありません。小さな習慣の積み重ねが大きな変化につながります。
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- 体を温める:腹巻やカイロ、ハーブティーで血流をサポート。
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- 栄養を整える:鉄分・マグネシウム・ビタミンB群は月経期に特に大切。
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- 心を緩める:深呼吸やアロマ、軽いストレッチで自律神経を整える。
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- 自分に合うレメディを知る:薬のように即効性を求めず、身体のリズムを支えるツールとして。
こうしたセルフケアを知っているだけで、「毎月のつらさにただ振り回される」状況から少しずつ抜け出して、整えていくという、あなたにやさしい習慣が身につくことと思います。
体験型セミナーのご案内
このような背景があり、今回、ホメオパシーネクスト主催のセミナーを企画しました。

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- 月経痛やPMSの仕組みと背景
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- ピルを含む医療的な選択肢
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- ホメオパシーの具体的なレメディの活用法
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- 日常に取り入れやすいセルフケア習慣
を体験を交えて学べるセミナーを企画しました。
知識を得るだけでなく、実際にレメディを手に取り、「自分に合う方法」を見つけていただけるはずです。
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まとめ:自分の体にやさしい選択を
月に一度やってくる月経。
鎮痛剤やピルに頼ることが悪いわけではありません。
でも、「我慢するしかない」「薬しか選択肢がない」と思い込んでしまうのは、とてももったいないことです。
身体が発している声に耳を傾け、やさしいケアを取り入れることは、
女性としての自分をもっと大切にすることにつながります。
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参考リンク