カラスにとってみれば、暮れも新年もなく、ただ「いつもの一日」なのでしょう。
天邪鬼な私も、年末年始だからといって特別な反省や抱負を立てるのが
あまり得意ではなく、カラスに共感してしまいます。
けれど今年は、少しだけ特別な気持ちがあって、
こっそりと、ここに記しておこうと思います。
今年は、息子が一人暮らしを始めたり、
娘が大学生になったりと
プライベートで変化がありました。
ホメオパスとしては独立して 2年目、
ホメオパシーネクストスクール(以下ホメネク)で、
2年目のチューターを務めました。
1年目は、どこか他人事のような距離感がありましたが、
今年は違いました。
ホメネクのために努力し、その結果として
「自分自身が見えた」
一年だったと思います。
学長と社長が望む学校にしよう。
卒業生として期待される姿になろう。
振り返ってみると、私は子どもの頃から、
ずっとそうしてきたのかもしれません。
母が期待する「優等生なお姉ちゃん」の私。
友達が、部活の仲間が、仕事仲間が、
そして夫が、子どもたちが、期待する私。
でも、それらは本当に
「相手が望んだ姿」
だったのでしょうか。
多くは、私が勝手に思い描いた
「期待されているはずの私」
だったのだと思います。
一見すると、思いやりのある行為。
けれど、期待される私を頑張り続けた結果どうなるかというと、
いつの間にか相手からの評価が欲しくなります。
それは、美しい在り方だとは思えません。
二人が期待する姿に、たった一年で届くことはできませんでした。
そして、そんな自分を少し嫌いになった時期もありました。
さまざまな感情を味わう中で、ふと
「好きなことだけをしよう」
そう思うようになりました。
そう決めてみたら、不思議なことに、
好きなことが、ほんの少しだけ上手になった気がします。
私の好きなことは、一対一のセッションです。
セッションを重ねる中で、
長く私のもとに通い続けてもらうことよりも、
その方自身が、自分で健康を管理できるようになる方向へ導きたい。
そんな思いが、はっきりしてきました。
そして、自分が本当に望んでいるのは、
「自然療法」という共通の世界を通して、できるだけ多くの人と、
立場や役割を超えて関わることなのだと気づきました。
年明けから、
おそらくとても自然な形で、
ご縁のある方や、土地とのつながりが、静かに広がっていく。
そんな予感があります。
この文章を、私の新年の抱負として。
数少ない私のブログを読んでくださっている、あなたにだけ、
受け取っていただけたら――
それだけで、私は充分に幸せです。
今年もお読みいただきありがとうございました。
良いお年を、お迎えください。
認定証をいただいた時の笑顔と初心を忘れずに
